第28回 トークサロンのご案内

暖冬のせいか、春の訪れが早いようです。もう、梅が咲き始めました。
『えんじゅ』も2月から冬眠から目覚めて、通常の営業に戻りました。
 今月の『第28回 トークサロン』には、「えんじゅ」のすぐ近く、小高い丘の上に棲息するダン夫人が登場します。(究極の)八郷らしい生活を送っている方と言えるかもしれません。
 ダン夫人は、17年前、つくばの研究所での実験と論文書きの生活を飛び出して、この地で縄張りと体を張って生きる決意をしたそうです。
できるだけ自分の筋力で生きてみたいと、南東斜面に畑とクヌギ林を作り、草刈り、薪割り、畑仕事、果ては狩猟免許を取得して、彼女の縄張りを侵した獣を捕獲します(捕まえた獲物をいったいどうするのでしょう…)。チェンバロと乗馬が趣味でしたが、1年前に始めた筋トレが大いに気に入った様で、腹筋を割るのに余念がないこの頃です。
 そんな彼女の日常の話、もしかしてほとんどの人には非日常かもしれませんが、たまにはこんなお話もいいかも、と思う方は、ぜひ午後のひとときをご一緒しましょう。
 多くの方の参加をお持ちしております。
 日時: 2024年 2月24日(第4土曜日) 13:30~
 講師: 檀 はるか
 テーマ:「なわばりに生きる」
 参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)
◉ 参加を希望される方は、早目に下記のところまで連絡してください。
申込問合先:Tel. 080-9295-4893(野村), 090-4425- 4679(木崎)
メール: bookcafe.enju@gmail.com または、このホームページの連絡先ページから
2024/2/1

第27回 トークサロンが開催されました

 先週の土曜日に、赤羽根義郎さんによる『第27回 えんじゅトークサロン』が開催された。テーマは、「秋深し、ジャズの話をしませんか」である。今回はこれまでのトークサロンと趣が少し異なって、茅葺の古民家にジャズが大音響で鳴り響いた。

 流れた曲は、マイルス・デイビス、オスカー・ピターソン、アート・ブレーキーなどの名曲である。いずれも赤羽根さんが収集したLPレコードから選りすぐった名盤ばかりである。赤羽根さんから、演奏された頃の時代背景やそれぞれの曲の簡単な解説があった。アンプもスピーカーも同時代のもの。きっと、年配の参加者は、自分が夢中になって聴ていた当時を思い出したことだろう。一瞬、青春が蘇ったかもしれない。

 私が、前方でパソコンを操作していたら、どこからか歌声が聞こえる。赤羽根さんが、曲に合わせて小さな声で歌っていたのだ。参加者も、身体を揺らしたり足でリズムをとったりしている。ジャズの力は本当にすごい!古民家の空間全体を音楽世界に変えてしまった。

 今回のトークサロンでは、呼びかけをした訳でものないのに、何人かが、自分が最も好きなレコードを持参して参加した。こんな事は初めてである。やはりジャズの魅力は格別である。

 赤羽根義郎さん、素晴らしい時間をありがとうございました。

今月(11月)のトークサロンのご案内

 秋も深まってきました。11月のトークサロンはジャズのお話。話してくださるのは、長く県内の高校で英語の先生をされていた赤羽根義朗さん。自他共に認めるジャズの愛好家です。

 赤羽根義朗さんは、大阪外語大学時代から、ジャズの魅力にとりつかれ、学業そっちのけ?(笑)でジャズ喫茶に通い、コンサートに足を運び、CDなどまだ無かったこの時代、レコードをこつこつと収集してきました。

 今回はその秘蔵のレコードの中から、よりすぐりの名曲を聴きながら、ジャズの魅力について話していただきます。
ところで、「古民家えんじゅ」は、太い梁と土壁、そして、銅ぶきの屋根の下は、しっかりと茅ぶきで覆われているという、天然の音響設備完備(笑)の建物です。
 この古民家で生レコードの音色を聴きながら、ゆったりとした晩秋の時間を過ごしてみませんか。
 ジャズの大好きな方も、これまであまり馴染みのなかった方も、きっとお楽しみいただけると思います。

 みなさまのお越しをお待ちしています。 (木崎)

 日時: 2023年 11月25日(第4土曜日) 13:30~
 講師: 赤羽根義郎
 テーマ:「秋深し、ジャズの話をしませんか」
 参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)
◉ 参加を希望される方は、早目に下記のところまで連絡してください。
申込問合先:Tel. 080-9295-4893(野村), 090-4425- 4679(木崎)
メール: bookcafe.enju@gmail.com または、このホームページの連絡先ページ
 ※パンフレットのお名前の漢字が間違っていました。正しくは赤羽根義郎さんです。お詫びして訂正いたします。

第26回トークサロンが開催されました

 昨日、『第26回 えんじゅトークサロン』が開催された。今回は介護福祉士・理学療法士の岡田慎一郎先生による「古武術に学ぶ体の使い方」がテーマだった。今回のトークサロンは、今までのトークサロンとは雰囲気が異なったもので、参加者が、実際に講師の指導に従って自分の身体を動かす体験型のトークサロンだった。

 岡田先生は、介護の仕事で身体介助法を研究している中で、武術研究家の甲野善紀氏と出会って、古武術の身体の使い方を取り入れた「古武術介護」を提案して、大きな反響を呼んだ。今回のトークサロンでは、その身体の使い方を、実際に、私たちの日常に応用するにはどうしたら良いのかを理論と実践の両方から教えていただいた。

 私は、身体がいつまでも楽に動けるようにするには、膝や一部筋肉をトレーニングなどで強化する必要があると思い込んでいたが、岡田先生から全く別のアプローチがあることを教えられた。また、従来の日常の動きがいかに不合理なものであるかも指摘された。

 岡田先生の教えに従って、参加者全員がその通り実践してみて、大いに納得した。若い女性二人が、軽々と先生を持ち上げるたり、大きな男性を岡田先生が抱き起こした時には、会場から驚きの歓声が上がった。まさに「正しい身体に使い方」の実例である。

 今回のトークサロンを聞いて、いかに長い歴史の知恵が詰まった日本の武術の考え方が優れているものであるかに気付かされた。これまでの長い間、洋式の生活環境の中で洋式の動きが多かったが、これを機会に岡田先生が提唱している身体の動きをしてみようかと思った。

 岡田慎一郎先生、ありがとうございました。

ぜひ、トークサロンに参加を!

今週の土曜日28日の午後1時30分から、『第26回 えんじゅトークサロン』が開催されます。今回は、岡田慎一郎さんから「古武術に学ぶ体の使い方」をテーマに話していただきます。奥深い「古武術」に学んで、日常の身体の動きを見直して見ませんか? こんな機会はめったにありません。是非、参加してください。まだ、席に余裕があります。

● お申込みは下記まで。
日時: 10月28日(土)13時30分から
申込: Tel. 080-9295-4893(野村), 090-4425- 4679(木崎)
メール: bookcafe.enju@gmail.com またはこのHPの連絡先のページから

第24回 トークサロンのご案内

八郷は、美しい里山の風景ばかりではなく、美味しい果物や新鮮で安全な野菜の産地というイメージがあります。確かに、八郷は日本でも有数の有機野菜の生産地であり、また、若い人たちが、続々と農業の担い手となっています。こうした八郷のイメージを確立し、新しい農業の在り方を、半世紀をかけて築いてきた代表者として、今月の「トークサロン」で講演をして頂く魚住道郎さんがいます。

 魚住道郎さんが理事長となっている「日本有機農業研究会」は、「生産者と消費者が提携」して、環境破壊を伴わないやり方で健康的で美味しい食物を生産するための農法(有機農業)を探求することを目的として、1971年に結成された日本最大の団体です。

 魚住道郎さんは、1974年に消費自給農場「たまごの会」の建設に参加し、1980年に独立して以来、今日までの約五十年間、二世代にわたって有機農業に取り組んできました。今回の「第24回 えんじゅトークサロン」では、その魚住さんにこれからの農業生産者と消費者の関係や農業者の在り方や農法などを豊富な経験を踏まえて語っていただきます。また、魚住さんは「援農から縁農へ」を提唱され、農作業に不慣れな消費者が、効率よく、楽しく作業するための様々なアイデアや農具類も考案されています。今回のトークサロンでは、それらも紹介していただけます。

 農業従事者はもちろん、農業や食べ物に関心がある方、家庭菜園を趣味としている方にも、大変参考になると思われます。ぜひ、ご参加ください。

 日時: 2023年 6月24日(第4土曜日) 1400~
 講師: 魚住 道郎
 テーマ:「有機農業で生きて、生かされ、生き抜く」
 参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)
◉ 参加を希望される方は、早目に下記のところまで連絡してください。
申込問合先:Tel. 080-9295-4893(野村), 090-4425- 4679(木崎)

メール: bookcafe.enju@gmail.com または、このホームページの連絡先ページから

『第23回 えんじゅトークサロン』が開催されました

 先日の土曜日、『第23回 えんじゅトークサロン」が開催されました。今回は、「自分の感情の手綱を握る〜感情リテラシーを育むには?」をテーマに、慶應義塾大学准教授の井本由紀先生とイラストレーターの松原彩さんに講演して頂きました。

 現在、お二人が推進している『SEEラーニングシステム』について、SEEラーニングの理論、それが目指すものなどについての説明がありました。一筋縄では捉えられない私たちの「感情」について、科学と宗教の両面から光を当て、そのメカニズムとそれを統御するための方法を具体的に教えていただきました。
 感情リテラシーを育むためには、・身体感覚に気づき、・感情に気づき ・自分と相手が必要としているニーズに気づき ・お互いのニーズを満たすためのコミュニケーションを模索し続ける ・自律神経を整えるための諸方策を実践するのが大切であるとのことです。

 今回のトークサロンでは、途中でワークショップも行われ、参加者に自分の「危なげな感情」に気づいて、それとどう付き合ったか?、他人の危なげな感情・情動に何ができるか?などについて用紙に書き出してもらい、隣の人と話したり会場で発表してもらいました。豊富な人生経験を経た参加者のことですから、様々な意見が出され、井本先生との意見交換なども活発に行われました。おかげで、本来のトークサロンらしい充実した回となったと言えるでしょう。
 井本由紀先生、松原彩さん、有難うございました。

第22回『トークサロン』のご案内

 今月の『第22回えんじゅトークサロン』は、誰でも知っているブドウの新品種「シャインマスカット」を開発した山田昌彦先生から、開発に関するさまざまな事柄をお聞きします。

 山田先生は、長年にわたり国立機関である『農研機構』でブドウ・カキの品種改良や栽培技術の研究に従事し、あの有名な「シャインマスカット」や「クイーンニーナ」などブドウ14品種を開発育成しました。「シャインマスカット」では園芸功労賞、品種改良の研究では日本農学賞を受賞されています。また、日本大学 生物資源科学部の特任教授として、若い人の育成にも尽力されています。

 あの今までに無かった味の美味しいブドウ、大粒で種なし、皮ごと食べられる「シャインマスカット」。それがどのようにして作出されたのか、その品種特性と栽培技術、そしてこれからの展望などを話していただきます。

 世界的な傑作品種である「シャインマスカット」の開発者から、直接に話を聞ける機会は滅多にありません。加えて嬉しいのは開発者自らが、八郷において家族でブドウ園を開設し栽培している事です。
 ぜひ、今回の『トークサロン』にご参加下さい。お待ちしております。

 日時: 2023年 4月22日(第4土曜日) 1400~
 講師: 山田 昌彦
 テーマ: ブドウの新品種「シャインマスカット」の開発について
 参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)

◉ 参加を希望される方は、早目に下記のところまで連絡してください。
 申込問合先:Tel. 080-9295-4893(野村), 090-4425- 4679(木崎)
 メール: bookcafe.enju@gmail.com または、ホームページの連絡先ページから
 ※ 今回から夏時間となり、開始が午後2時となります。

今日(4/1)のえんじゅ近くの梨畑

今年もやります!上青柳の大山桜ツワー

あちこちの桜が一斉に咲き始めました。毎年恒例の大山桜の観桜会を下記の日程で開催します。早春の里山を一緒に散策しましょう。
ぜひ、この機会にご参加ください。

日時 : 3月31日(金) 及び 4月1日(土)
集合 : 午前10時 「えんじゅ」集合
食事等: えんじゅ米の混ぜご飯、キノコ汁、コーヒー、お菓子付き
参加費: 1000円/人
予約 : 参加を希望される方は、前日の3月30日(木)までに、下記のところまでお申し込み下さい。
080-9295-4893(野村)、090-4425-4679(木崎)
HPの連絡先ページからも予約できます。