第27回 トークサロンが開催されました

 先週の土曜日に、赤羽根義郎さんによる『第27回 えんじゅトークサロン』が開催された。テーマは、「秋深し、ジャズの話をしませんか」である。今回はこれまでのトークサロンと趣が少し異なって、茅葺の古民家にジャズが大音響で鳴り響いた。

 流れた曲は、マイルス・デイビス、オスカー・ピターソン、アート・ブレーキーなどの名曲である。いずれも赤羽根さんが収集したLPレコードから選りすぐった名盤ばかりである。赤羽根さんから、演奏された頃の時代背景やそれぞれの曲の簡単な解説があった。アンプもスピーカーも同時代のもの。きっと、年配の参加者は、自分が夢中になって聴ていた当時を思い出したことだろう。一瞬、青春が蘇ったかもしれない。

 私が、前方でパソコンを操作していたら、どこからか歌声が聞こえる。赤羽根さんが、曲に合わせて小さな声で歌っていたのだ。参加者も、身体を揺らしたり足でリズムをとったりしている。ジャズの力は本当にすごい!古民家の空間全体を音楽世界に変えてしまった。

 今回のトークサロンでは、呼びかけをした訳でものないのに、何人かが、自分が最も好きなレコードを持参して参加した。こんな事は初めてである。やはりジャズの魅力は格別である。

 赤羽根義郎さん、素晴らしい時間をありがとうございました。