後半期のトークサロン日程をお知らせします

これまで知らなかった事を知ることは、人生の大きな喜びの一つかもしれません。
後半期でも、『えんじゅトークサロン』は、下記の通り、楽しく魅力あるテーマを多数企画しました。是非ご参加ください。お待ちしております。

・10/22(土) 安藤邦廣 「八郷の茅葺き民家の保存と活用について」
・11/26(土) 池田 宏 「八郷盆地の成り立ちと今」
・2/25(土) 北野正浩 「素晴らしいハンググライダーの世界」
・3/25(土) 山田みどり 「辞書の表現」

なお、開始時間が、10/22の回のみ14時からですが、以降は冬時間の13時30分からとなります。12月と1月は、冬休みで休会とさせていただきます。
詳しくはチラシの写真をご覧ください。

第17回トークサロンが開催されました

 本日、3ヶ月ぶりに『第17回えんじゅトークサロン』が開催された。今回の講師は東京学芸大学大学院准教授の成田慎之介先生で、テーマは、「世界が注目!日本の算数・数学の授業」である。

 ニュースが台風15号が向かっていると報じており、しかも、数学という何と無く「硬そうな」テーマでもあるから、果たして参加者が来てくれるだろうかと心配していたが、いざ、開催の時間になると続々と人が集まり、いつものように大変な盛り上がりを見せた。参加者も子供から老人まで幅広い世代で、顔ぶれもいつもとは少し異なった人たちのようである。

 参加者も、終始、先生の話に集中して熱心に聞き入っていた。特に、途中で「問題解決型授業」の実例として、参加者に紙と鉛筆が配られ、小学校6年生の分数同士の割り算を自分ならどう考えるかという課題を出された時には、参加者の熱中度は最高に達した。全員が子供に帰って、実際に授業を体験したのである。また、この「問題解決型授業」と一体を成すものに、「教員研修システム」がある。成田先生から、これらは世界が注目している日本の教育文化であり、その優れた特徴についての詳しい説明があった。そして、これからの教育は、これらの特徴を更に伸ばす方向にあると話されていた

 私は、成田先生の話を聞いて、これは数学や算数だけの世界だけではなく、何事も「結果が良ければ全て良し」とする現代の短絡的な風潮に対して、「結果に至るまでの過程を自分の頭で考えること、それを皆と共有すること」の大切さを教わったように思える。

 成田慎之介先生、有難うございました。

5月度「トークサロン」のご案内

 『えんじゅ』の周辺の新緑は色が濃くなり、ほとんどの田んぼは田植えが済みました。

 今月の『第15回 えんじゅトークサロン』をご案内します。今月は、井坂敦実先生から「万葉集の筑波山」と題してお話をいただきます。 井坂先生は、茨城大学等で教鞭を執られた後、元筑波町長、元つくば市教育長、つくば市文化財指導員などを務められてきた郷土史研究家です。つくば市の平沢官衙遺跡(国指定史跡)、日向廃寺跡などの保存にも尽力されました。

 井坂敦実先生は、筑波山麓のつくば市北条で生まれ育ちました。長い間、筑波山信仰圏の歴史を研究されて来られ、特に万葉集や筑波山信仰についての研究には、先生独自の視点が発揮されています。その成果というべき著書『万葉集の筑波山』が昨年秋に「結エディット」から出版されました。この本を読むと、万葉時代の人々の暮らしや感情、感覚、信仰などが、同じ筑波山の麓に暮らす私たちの心に直接響きます。

 今回の「トークサロン」では、井坂先生からこの「筑波山を謡った万葉集の歌」について縦横に語っていただきます。 毎日のように眺めている筑波山への見方や感じ方が一変することでしょう。多くの方の参加をお待ちしています。

◉ 参加を希望される方は、早目に下記のところまで連絡してください。

  日時: 2022年5月28日(第4土曜日) 14時~16時
  参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)
  申込・問合せ先: bookcafe.enju@gmail.com または このホームページの連絡先ページから
           Tel. 080-9295-4893(野村)、090-4425-4679(木崎)

4月度トークサロンを開催して

 昨日、新緑が美しい『えんじゅ』で、今年度初の第14回トークサロンが開催された。今回も大変盛況で約40人もの参加があった。いつになく若い人の姿が目立ったように思える。

 今回は筑波大学教授の田村憲司先生による土壌の話である。土壌とは何かから始まり、その構造や種類などについて土壌学の基礎的な知識を丁寧にわかりやすく話して頂いた。災害を防ぐためにも自然の土壌を保全することがいかに大切であるかを知ることができ、続いて、成功している自然栽培の土壌構造についてや、現在モンゴルなどで進行している土壌の破壊と私たちの生活との関連にも話は及んだ。

 田村先生に専門的な内容を噛み砕いてわかりやすく説明していただいたおかげで、今回のトークサロンも有意義で刺激的な会を実現することができた。話が終わっても、たくさんの人が先生を囲んでの質疑応答が長く続いていました。
 田村憲司先生、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

1月度 トークサロンのご案内

 明けましておめでとうございます。
『えんじゅ」は、1月21日(金)から営業を開始します。
22日(第四土曜日)には、今年最初の『トークサロン」が開催されます。先月にも掲載しましたが、年も変わり改めて案内させていただきます。
 今回は、「えんじゅ」の近くにお住まいの筑波大学名誉教授の安藤邦廣先生から「八郷の茅葺き民家の保存と活用について」と題してお話をいただきます。安藤先生は、茅葺き民家研究の第一人者であり、現在「日本茅葺き文化協会」の代表理事でもあります。そして、何よりも地元八郷地区の茅葺き民家を長年にわたって見詰めて来られ、深く研究をされてきました。茅葺き民家について語っていただく人は、安藤先生を置いて他にはおりません。茅葺き文化や八郷の景観に関心のある方は、ぜひ、この機会にご参加ください。

◉ 参加を希望される方は、下記のところ、またはHPの「連絡先のページ」からお申し込みください。
  日時: 2022年 1月22日(第4土曜日) 14時〜16時
  参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)
  申込・問合せ先: bookcafe.enju@gmail.com 
  Tel. 080-9295-4893(野村)、090-4425-4679(木崎)  表示を縮小

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2022年1月度のトークサロンのご案内

 新年、最初の『えんじゅトークサロン』は、えんじゅ近くにお住まいの筑波大学名誉教授の安藤邦廣先生から「八郷の茅葺き民家の保存と活用について」と題してお話をいただきます。安藤先生は、茅葺き民家研究の第一人者であり、現在「日本茅葺き文化協会」の代表理事でもあります。そして、何よりも地元八郷地区の茅葺き民家を長年にわたって見詰めて来られ、深く研究をされてきました。八郷の茅葺き民家について語っていただく人は、安藤先生を置いて他にはおりません。
 最近は、若い人を中心に茅葺き民家への関心が高まっています。かつては八郷地区には、茅葺き民家が数十軒以上あったのですが、近年、どんどん減少してしまいました。「えんじゅ」のある青柳集落(写真)にも何軒もあったのですが、現在は隣のおばあちゃんの家しか残っていません。寂しくて残念ですが、茅葺き民家を保存するには多大な労力と知恵が必要です。今回のトークサロンでは、安藤先生から現状と保存に向けたこれからの方向についてのお話しをいただき、皆で学び、考えたいと思います。
多くの方の参加をお待ちしています。

  日時: 2022年 1月22日(第4土曜日) 14時〜16時
  参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)
  参加希望の方は、メニューの「連絡先」からお申し込みください。