3月度『第21回 トークサロン』のご案内

 学生時代、誰もが必ずといっていいほどお世話になった国語辞典、今やスマホのアプリにもダウンロードされ、気軽に調べることもできます。ところで、その辞書にも出版社によってそれぞれ特徴や”性格”があることをご存知でしょうか?

 今回のトークサロンは、その数ある国語辞典の中でも根強いファンを持つ三省堂『新明解国語辞典』のお話です。話して下さるのは”新明解”の礎を築いた編集主幹、山田忠雄氏のお嬢さんである 山田みどり さん。

 みどりさんは、1997年12月に八郷の地に移住され、一匹のわんちゃんと二匹のねこちゃんと一緒に長くこの地に暮らしています。これまた、八郷愛にあふれる方です。2000年に、それまで勤められた大学の職を辞してからは「やさとことばの会」を立ち上げられるなど、”ことば”に対して深い見識と熱い思いをお持ちです。辞書を編纂するということが、どれほど大変な仕事なのか、どれほどの思いに支えられた仕事なのか、お父様のなされた途方もない仕事を、お嬢さんの目を通して語っていただきます。

 小説『舟を編む』や『新解さんの謎』などで辞書編集者の仕事や国語辞典に興味を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?  春の陽光きらめく八郷で、みなさんのお越しをお待ちしています。 (S.K)

 日時: 2023年 3月25日(第4土曜日) 13:30〜15:30
 講師: 山田みどり
 テーマ: 「辞書の表現」
 参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)

◉ 参加を希望される方は、早目に下記のところまで連絡してください。
 申込問合先:Tel. 080-9295-4893(野村), 090-4425- 4679(木崎)
 メール: bookcafe.enju@gmail.com または、ホームページの連絡先ページから

※ 現在、冬時間ですので開始が午後1時30分となります。ご注意ください。

第20回 トークサロンが開催されました

 本日(2/25)、「第20回 えんじゅトークサロンが開催された。今回は、nasaのハング・パラグライダーの教員で、元W杯日本代表チームリーダーの北野正浩さんによる「素晴らしいハンググライダーの世界」をテーマに話して頂いた。八郷ではハンググライダーの愛好家と会ったり上空を飛んでる光景を目撃することは日常的によくある事だが、これまで実物を身近で目にしたり、まとまって聞く機会はなかった。それが今回のトークサロンで実現した。

 ハンググライダーというと、お金のかかる危険な趣味というイメージがあったが、北野さんの話を聞いて考えが変わった。これは、僕だけではなくて、参加者全員が、北野さんの分かりやすい話を聞き、素晴らしく美しい映像を見ているうちに、だんだん「楽しそうだ」から「自分もできそうだ」「飛んでみたい」と気持ちが徐々に変化したようだ。質問もたくさん出て、大変盛り上がった。嬉しかったのは、地元の年配(失礼)の女性たちから、すぐにでも体験したいような意見や質問がたくさん出たことだ。

 話はハンググライダーの原理や構造、技術だけでなく、北野さんがハンググライダーと出会って得た充実感や人生観、八郷に住むことの幸福感が随所に現れていた。それが、また参加者を惹き付けた。

 参加者が帰り際に「ますます八郷が好きになった」とか「ハンググライダーをやりたくなった」と言っていた。全員が元気を貰って、空を飛ぶことのハードルを低く感じたのは確かだ。

北野正浩さん、お疲れ様でした。有難うございました。

11月度『第19回トークサロン』のご案内

 八郷盆地は、これから美しい季節を迎えます。ある人は京都や奈良のようだと言い、ある人はヨーロッパの田舎のようだと言います。
 今月の『第19回えんじゅトークサロン』は、八郷盆地に魅かれ、その形成と特色について長らく研究してこられた元筑波大学の池田 宏先生から「八郷盆地の成り立ちと今」と題して講話をいただきます。

 ある作家が、「地形学を学ぶと人生が豊かになる」と書いていましたが、私も池田先生の話を聞いてからというもの、八郷の野山や川、田んぼを眺める度に、先生の言葉が思い出され、風景を見る眼が変わりました。太古の大地の営みが感じられるようになったのです。

 お住いの方は勿論、八郷の風景が大好きな方は、ぜひ今回のトークサロンに参加いただいて、池田 宏先生から美しい八郷盆地が出来た秘密を教えていただいたらいかがでしょうか。
多くの方の参加をお持ちしています。

◉ 参加を希望される方は、早目に下記のところまで連絡してください。
  日時:2022年11月26日(第4土曜日) 13:30〜16:30
  参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)
  申込問合先:Tel. 080-9295-4893(野村), 090-4425- 4679(木崎)
  メール: bookcafe.enju@gmail.com または、ホームページの連絡先ページから
※ 今回から、冬時間となり、開始が午後1時30分となりますのでご注意ください。

第18回 えんじゅトークサロンが開催されました

 昨日、後半期の第18回『えんじゅトークサロン』が盛況にスタートした。今回は、筑波大学名誉教授・日本茅葺き文化協会代表理事の安藤邦廣先生による「八郷の茅葺き民家の保存と活用について」がテーマであった。

 前半は、これまでに安藤先生が手掛けた建築作品が紹介された。まずは、新潟県十日町市の事例である。地震でひどく痛んだ山村の古民家を陶芸家たちと共同でリノベーションして見事に復活させた。それを地元の人たちが農家レストランや宿泊場所、コミニュケーションの場として活用している。また、続いて筑波山麓にある『美六山荘』の紹介があった。

 後半は、視点を八郷に移して、茅葺き民家の材料となる「萱」の確保についてから始まった。かつては、八郷のどこにでも有った「茅場」が、現代ではほとんど消失してしまった。そこで、つくば市の『高エネルギー研究所』の地上部の萱を利用しているとのことである。建築例では、筑波大学が研究施設として復活させた小屋地区の茅葺き民家と若者家族が有機農業を目指している『やまだ農園』が紹介された。

 むすびは、地球温暖化防止に関連して、いかに茅葺き建築が、二酸化炭素の循環・固定システムとして優れた機能を発揮するかという説明である。茅場に生育する萱→それを大量に使用する萱屋根→古くなった萱を肥料として農作物を育てる ーーー このゆっくりした大きな循環が、長期間にわたって炭素を固定する。これは、極めて現代的な課題に対応している建築であると言える。

 八郷の山裾にたたずむ茅葺き民家の風景は美しいと思う。しかし、その「美しい」と感じる背後には、優れた炭素循環のシステムが存在しているのだと、今回の安藤先生の講話を聞いて知る事が出来た。そして、茅葺き建築は現代的なのだと。

 安藤先生、お忙しい中有難うございました。

「えんじゅ」の新米が食べられます!

 今週の土曜日22日午後に、安藤邦廣先生による「トークサロン」が開催されます。まだ、席に余裕がありますので、是非、ご参加ください。

 また、当日と前日の21日(金)の午前11時から13時30分の間は、『えんじゅ 新米まつり』を開きます。炊きたての塩むすび、具だくさんのキノコ汁、お新香が食べられます。料金は500円です。

 また、予約していただけば、えんじゅ周辺で収穫した「新米」も販売しています。周辺の山からの水だけで育てた絶品のお米です。 2Kg 1000円 、 5Kg 2500円

 よろしくお願いします。

10月度『えんじゅトークサロン』のご案内

八郷の山麓に点在する茅葺き民家。その美しい風景は「にほんの里100選」にも選ばれました。しかし、今、その古民家が急激に消えつつあります。青柳地区では、もう「えんじゅ」とお隣りの本家しかありません。

 今月の『えんじゅトークサロン』では、筑波大学名誉教授・日本茅葺き文化協会代表理事の安藤邦廣先生に「八郷の茅葺き民家の保存と活用について」話していただきます。安藤先生は、日本の茅葺き民家研究の第一人者であり、特に八郷の茅葺き民家については、先生をおいて他に語れる人はおりません。お住まいも「えんじゅ」の近くにあって、長いこと八郷の茅葺き民家の変遷を身近に見てこられました。

 今回のトークサロンでは、安藤先生から茅葺き民家の文化的な意義や歴史、そして現存する茅葺き民家の将来像について講演をいただき、参加者の一人ひとりが、これからも長く存続させる為にはどうしたら良いかを考える場としたいと思います。
多くの方の参加をお待ちしています。

 ◉ 参加を希望される方は、早目に下記のところまで連絡してください。

  日時: 2022年10月22日(第4土曜日) 14時~16時
  参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)
  申込・問合せ先:Tel. 080-9295-4893(野村)、090-4425- 4679(木崎)
  メール: bookcafe.enju@gmail.com 
または、ホームページの連絡先ページから

8日(土)は『えんじゅカレーの日』

今週の土曜日10月8日は『えんじゅカレーの日』です。
限定10食のみですが、シェフ(スタッフ)が、インド・中近東で体験した味を提供します。他では食べられない本格的なカレーです。是非、この機会に味わってみてください。

 ・コーヒー、デザート付き1400円
 ・早めの予約をお願いします。
  TEL 080-9295-4893 
  HPの連絡先ページ、メールなどで

ツリフネソウ

23日(金)は休ませていただきます

今週の金曜日9月23日(金)は、『えんじゅ』を臨時に休ませていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。翌日の24日(土)は、第17回トークサロンが開催されます。

新米祭り

無事に今年の新米が採れました!

 今週の土曜日24日には、『第17回 トークサロン』が開催されまが、合わせて『新米祭り』も開きます。当日は、2kg入り千円の白米だけを用意していますが、さらに希望があれば追加注文も出来ます。

 このお米は、「えんじゅ」のオーナーが、八郷青柳の山々から流れ落ちる水を自分の田んぼに引き込み、減農薬で育てたものです。精米も、時間をかけてジックリ行いました。その味、香り甘みなどは絶品です。他ではなかなか入手できないものですから、この機会にぜひご賞味ください。

 なお、トークサロン参加者以外でご希望の方がおられましたら、午後からはサロンが行われますので、午前中にいらしてください。

9月度「えんじゅトークサロン」のご案内

長い「夏休み」も終わり、「えんじゅ」も再開です。今月9月24日の『第17回 えんじゅトークサロン』は、東京学芸大学大学院准教授の成田慎之介先生から、「日本の算数・数学の授業』と題して、世界的に見て、特徴のある日本の算数・数学教育について話していただきます。成田先生は、八郷の出身で「えんじゅ」のオーナーも少年時代を良く知っています。(個人的には、どんな少年だったか興味がありますが・・・)

 1990年頃から、日本の算数・数学の授業が世界中から注目されました。それは「問題解決型授業」と言われるもので、現在では多くの国が採用しています。きっと、皆さんも学校で学んだことがあるでしょう。今回、成田先生から、その「問題解決型授業」とは、どのようなものであるか、その特徴と優れた点などについて教えていただきます。もしかすると、この問題へのアプローチ方法は、仕事や生活のいろいろな場面で役立つかも知れません。

 また、今後の学校教育がどのように変わっていくかなどについても話していただきます。きっと、子供のいる家庭では参考になることでしょう。教育に関わる方は勿論、関心のある方その他一般の方も、是非「トークサロン」にご参加ください。今回のような話を聞く機会は、滅多に有りません。

◉ 参加を希望される方は、早目に下記のところまで連絡してください。

  日時: 2022年9月24日(第4土曜日) 14時~16時
  参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)
  申込・問合せ先:Tel. 080-9295-4893(野村)、090-4425- 4679(木崎)
  メール: bookcafe.enju@gmail.com または
       このホームページの連絡先ページ

蕎麦の芽が出た