改めて、23日の第35回トークサロンのご案内です
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「第35回えんじトークサロン」のご案内
第34回トークサロンが開催されました
= 第34回 えんじゅトークサロンのご案内 =
第33回 トークサロンが開催されました
長い夏休みが終わり、久しぶりに『第33回 えんじゅトークサロン』が開催された。今回は、元茨城県歴史博物館の飯塚信久さんによる「石岡の昔話とその舞台を訪ねて」をテーマとした講演だった。会場は、昔から地元に伝わる民話や伝承を聞こうという参加者で熱気に溢れていた。
飯塚信久さんは、地元への理解と愛着を持ち、誇りを育てようと、学校教育の中に昔話を積極的に取り入れてきた方です。現在でも、民話の発掘収集を続けているそうです。今回のトークサロンでは、その中から今年の干支に因んで「龍神山」にまつわる昔話を披露していただいた。
私も、石岡地区と八郷地区の境にある龍神山は、漠然と「特別な山」だと思っていましたが、今回、飯塚さんの話を聞いて納得しました。
龍神山には、龍神を祀っている「染谷佐志能神社」と「村上佐志能神社」というかなり古い神社があり、古くから人々に崇められてきました。その龍神山から流れて出た水が、麓に「柏原池」を作り、さらにそこから流れた水が「山王川」となって田畑を潤し、石岡の町を流れて周辺の人々の生活を支えた。昔、雨乞いの為に村人が村上佐志能神社の井戸水を竹筒に汲んで持ち帰ったという風習からも、いかにこの山が人々に深く崇拝されていたかがわかります。ここから幾つもの昔話が誕生したのでしょう。飯塚さんからは、月夜に柏原池に龍が美しい姫になって現れる「龍神姫の話」と三角山の「茨城童子の話」が紹介されました。参加者の多くがよく知っている場所だけに、懐かしげにまた楽しそうに聞き入っていました。また、改めて地元の魅力に気付かされたようで、今度、行ってみたいという声や登山ルートの質問もありました。
今回のトークサロンで、改めて古い歴史を持つ石岡地方には多くの民話があるのを知りました。是非、飯塚さんには、これからも民話の研究を進めていただき、石岡が非常に魅力ある地域であることを広く伝えて欲しいと思います。
飯塚信久さん、ありがとうございました。