「第25回トークサロン」が開催されました

 第25回の『えんじゅトークサロン』は、つくば国際大学の岸本亨教授から「昆虫はお好き?〜昆虫に学び、昆虫を楽しむ〜」と題して、話をいただいた。

「地球は虫の星」と言ってもいいほど、あらゆる場所に膨大な数で生息している昆虫。生活の身近にいる昆虫。興味深い生態と人類との古い関わりがあるのに、私たちは昆虫を良く知らない。そんな昆虫の世界を、岸本亨先生がわかりやすく垣間見せてくれた。

 まずは、生物としての昆虫の位置づけやその特徴の説明から始まり、人類との関わりなどの文化史的な側面、そして現在話題になっている「昆虫食」の話などである。「昆虫食」では、実際に何種類もの昆虫加工食品が参加者に振る舞われた。
 先生によると、人類が昆虫を食料としていたのは先史時代からであり、現在でも、日本を含む多く国で食べられており、食品添加物として日常的に口に入れているとのことである。栄養価も他の肉類よりも優れている。そして環境負荷も少ない。そして将来予想される世界的な食糧難の備え・・・などなど。

 岸本先生の話を聞いているうちに、だんだんと昆虫を食べるということが、そう特別なことだとは思えなくなってきたから不思議である(私は好んでまでには至らないが)。質問も多数出て、いつものように会場は大いに盛り上がり、先生が会場に回した昆虫加工食品の皿もほとんど空になっていた。

 岸本亨先生、ありがとうございました。

9/23のトークサロンのご案内

 今月9月23日(第4土曜日)の『えんじゅトークサロン』は、つくば国際大学教授の岸本亨先生による「虫」の話です。岸本先生は、約3年前から、八郷盆地のあちこちを歩いて昆虫を始め様々な自然を調査されています。その成果を毎回美しい写真と共にフェイスブックの”Yasato Nature`s Notebook”で発表しています。

 先生から次のような案内がありました。
 「3年前のトークサロンでお話をした「生き物のつながりの物語」その第2弾。今回の主役は昆虫。子供の頃好きだったのに大人になるとなぜか忌み嫌われる存在となってしまう昆虫。しかし、その存在は地球生態系において重要な役割を果たし、私たちの暮らしや科学技術の発展にとって大切な存在です。今回は昆虫の理解を深め、少しでもその存在の大切さを感じて頂けるよう、昆虫とは何か、昆虫の不思議な世界、そして人類との関わりついてお話します。」

 ぜひ、多くの方の参加を希望します。

 日時: 2023年9月23日(第4土曜日) 1400~
 講師: 岸本 亨教授
 テーマ:生き物のつながりの物語:
       「虫はお好き?~昆虫に学び、昆虫を楽しむ~」

 参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)

◉ 参加を希望される方は、早目に下記のところまで連絡してください。
申込問合先:Tel. 080-9295-4893(野村), 090-4425- 4679(木崎)

メール: bookcafe.enju@gmail.com または、このホームページの連絡先ページから

注)写真は、岸本先生の Yasato Nature’s Notebook からの引用です。

16日『えんじゅカレー』の日

今月16日(土)は、『えんじゅ カレー』の日です。本格的なスパイスカレーを古民家で食べて頂きたいと思います。現地に在住していたシェフが、本場の味を提供します。
 予約制ですので、早めに下記までお申込み下さい。
日時: 9月16日(土) 11時〜14時
カレー二種盛(コーヒー、デザート付) 1500円
予約: 090-4425-4679(木崎)、080-9295-4893(野村)
bookcafe.enju@gmail.com 又は HP連絡先ページから

「えんじゅ」再開

今年は、厳しい暑さが続いきましたが、お元気でお過ごしですか。

『えんじゅ』の夏休みも、今月いっぱいで終わり、いよいよ今週の土曜日(9月2日)から、通常の営業(毎金曜、土曜)に戻ります。

 「えんじゅ」の縁側に座ってコーヒーを飲んでいると、美しく実った稲田から吹く風がとても心地良いです。ご来店をお持ちしています。

 なお、「トークサロン」も始動します。9月23日(土)は、岸本亨先生による昆虫をテーマにしたお話です。ぜひ、ご参加ください。

 

パネルディスカッションと映画のご案内

名実ともに、八郷地区が「有機農業の里」として認められました!
この度、「JAやさと」の有機栽培部会が、『第52回 日本農業賞』を受賞しました。
 これを機に、第一部は先月のトークサロンでお話しをいただいた魚住道郎さんをはじめ、中島紀一さん、芝山 進さん、原部直樹さん、神生賢一さん等によって、「交流から創造へ」をテーマにしてパネルディスカッションを開催します。地域の未来を食と農と人々の交流から考える集いです。
 また、第二部では、有機農家のドキュメント映画『百姓の百の声』を鑑賞します。これには、魚住道郎さん家族などの八郷の農家も登場します。

 ぜひ、ご参加ください。

開催日; 8月19日(土) 13;00 〜17;00
場所 ; 石岡市中央公民館 大講堂
       (石岡市柿岡 5680-1)
主催 ; JAやさと
● 入場料は無料です。
● 途中からの入場・退出も可能です。

 

第24回 トークサロンのご案内

八郷は、美しい里山の風景ばかりではなく、美味しい果物や新鮮で安全な野菜の産地というイメージがあります。確かに、八郷は日本でも有数の有機野菜の生産地であり、また、若い人たちが、続々と農業の担い手となっています。こうした八郷のイメージを確立し、新しい農業の在り方を、半世紀をかけて築いてきた代表者として、今月の「トークサロン」で講演をして頂く魚住道郎さんがいます。

 魚住道郎さんが理事長となっている「日本有機農業研究会」は、「生産者と消費者が提携」して、環境破壊を伴わないやり方で健康的で美味しい食物を生産するための農法(有機農業)を探求することを目的として、1971年に結成された日本最大の団体です。

 魚住道郎さんは、1974年に消費自給農場「たまごの会」の建設に参加し、1980年に独立して以来、今日までの約五十年間、二世代にわたって有機農業に取り組んできました。今回の「第24回 えんじゅトークサロン」では、その魚住さんにこれからの農業生産者と消費者の関係や農業者の在り方や農法などを豊富な経験を踏まえて語っていただきます。また、魚住さんは「援農から縁農へ」を提唱され、農作業に不慣れな消費者が、効率よく、楽しく作業するための様々なアイデアや農具類も考案されています。今回のトークサロンでは、それらも紹介していただけます。

 農業従事者はもちろん、農業や食べ物に関心がある方、家庭菜園を趣味としている方にも、大変参考になると思われます。ぜひ、ご参加ください。

 日時: 2023年 6月24日(第4土曜日) 1400~
 講師: 魚住 道郎
 テーマ:「有機農業で生きて、生かされ、生き抜く」
 参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)
◉ 参加を希望される方は、早目に下記のところまで連絡してください。
申込問合先:Tel. 080-9295-4893(野村), 090-4425- 4679(木崎)

メール: bookcafe.enju@gmail.com または、このホームページの連絡先ページから

『第23回 えんじゅトークサロン』が開催されました

 先日の土曜日、『第23回 えんじゅトークサロン」が開催されました。今回は、「自分の感情の手綱を握る〜感情リテラシーを育むには?」をテーマに、慶應義塾大学准教授の井本由紀先生とイラストレーターの松原彩さんに講演して頂きました。

 現在、お二人が推進している『SEEラーニングシステム』について、SEEラーニングの理論、それが目指すものなどについての説明がありました。一筋縄では捉えられない私たちの「感情」について、科学と宗教の両面から光を当て、そのメカニズムとそれを統御するための方法を具体的に教えていただきました。
 感情リテラシーを育むためには、・身体感覚に気づき、・感情に気づき ・自分と相手が必要としているニーズに気づき ・お互いのニーズを満たすためのコミュニケーションを模索し続ける ・自律神経を整えるための諸方策を実践するのが大切であるとのことです。

 今回のトークサロンでは、途中でワークショップも行われ、参加者に自分の「危なげな感情」に気づいて、それとどう付き合ったか?、他人の危なげな感情・情動に何ができるか?などについて用紙に書き出してもらい、隣の人と話したり会場で発表してもらいました。豊富な人生経験を経た参加者のことですから、様々な意見が出され、井本先生との意見交換なども活発に行われました。おかげで、本来のトークサロンらしい充実した回となったと言えるでしょう。
 井本由紀先生、松原彩さん、有難うございました。

『第23回 えんじゅトークサロン』のご案内

 今月27日のトークサロンは、慶応義塾大学理工学部准教授の井本 由紀先生とイラストレーターの松原 彩さんを迎えて、「自分の感情の手綱を握る~感情リテラシーを育むには?」をテーマにして話していただきます。

 私たちの「感情」は、外の世界との関わりの中で、常に生まれ、働き続けています。時として暴れ馬のように心を掻き乱したり、関係を破壊したりします。しかし、一方では行動力の源泉となって、他者に感動を与えたり関係性を豊かにする力を持っています。
現代は、インターネットの発達などで、常に心が外に開かれて、その分、感情も大きく揺らぎやすい時代です。だからこそ、自分の感情の手綱を自分で握る力”感情リテラシー”を育むことが強く求められます。

 井本由紀先生は、日本と英米の教育文化の違いを文化人類学の観点から研究しており、特に、東洋思想や古来の心身技法を取り入れた「観想教育」というアメリカの教育について研究しています。

 今回は、井本由紀先生が翻訳し、松原彩さんがイラスト描いて出版された『SEEラーニングブック』を紹介しながら、いかに自分の感情をコントロールしたら良いのか?、いかに”感情リテラシー”を育んだら良いか?、を教えていただきます。

 私のように、何歳になっても怒ったり、悩んだり、落ち込んだりする者としては、大いに期待しています。多くの方の参加をお待ちしています。

 日時: 2023年 5月27日(第4土曜日) 1400~
 講師: 井本 由紀、松原 彩
 テーマ:「自分の感情の手綱を握る~感情リテラシーを育むには?」
 参加費: 1500円/人 (珈琲、お菓子付き)

◉ 参加を希望される方は、早目に下記のところまで連絡してください。
申込問合先:Tel. 080-9295-4893(野村), 090-4425- 4679(木崎)
メール: bookcafe.enju@gmail.com または、このホームページの連絡先ページから

『第22回 トークサロン』が開催されました

 昨日、今年度のスタートを切って『第22回トークサロン』が開催された。講師は、山田昌彦先生である、テーマは、ブドウの新品種「シャインマスカット」の開発について。 山田先生は、元「農研機構」に勤務されていた時に、シャインマスカットを始め、次々とブドウの新品種を開発された。
 今回のトークサロンでは。いかにシャインマスカットが開発されたかを中心に、開発目標の設定、実現するまでの道のり、交配の具体的な方法、そして今後の方向などについて、詳しくまた分かりやすく話していただいた。

 先生は、私たち日本人の食味志向が、時代とともに「欧州ブドウ」風味、大粒で、種無し、皮ごと食べられるのを好むようになってきたことを豊富な図表やデータを使って示した。しかし、それらを満たす品種を栽培するとなると多雨多湿な日本では病気が多発して非常に難しい。山田先生等は、この背反する特性を、欧州ブドウ系列と米国ブドウの系列を交雑させることで実現したのである。その道のりは、想像を絶するほど厳しく、長い年月を要した。なんと、ベースになる品種を選抜して、シャインマスカットを作出するまでには、70近くの組み合わせ交配を行い、約4500もの交雑実生を育成し、その一つ一つを評価したのである。こんなことは民間では決して出来ない。改めて国立機関の存在意義を認識した。

 きっと、今回のトークサロンの参加者は、これからブドウを食する時には、きっと山田先生の話を思い出すことだろう。
 四季を通して美味しい果物が豊富な八郷の地に、奇しくも先生のような方が来られて住まわれ、家族でブドウ園を開園したというのは、何か不思議な「土地との縁」があるような気がする。

 山田昌彦先生、有難うございました。