冬休みやコロナ禍で、久々に『えんじゅトークサロン』が開催されました。今回は、篆刻家の瀬川敦子さんによる「漢字と印(篆刻)の話」でした。
話された世界は広大で奥が深い!
三千年以前の古代中国で誕生した漢字の話から、それを刻んだ印章(篆刻)が芸術作品までに昇華する歴史過程を、豊富な写真を駆使して、詳しく、しかも分かり易く解説して頂いた。さらに、参加者がより実感できるようにと、自分で制作された多くの篆刻作品や制作の道具、参考辞典類までを会場に展示して頂いた。講演は2時間もの長時間だったが、様々なエピソードも混じえて話され、聞いている人の集中を途切れさせることは無かった。
参加者は、今回のトークサロンを聞いて、改めて漢字や印の世界の奥深さを認識して、自分が「漢字文化圏」に生まれ育ったことを幸福に感じたのに違いない。
瀬川敦子さん、有難うございました。